ブロメモ

ランニング、自転車、アウトドア、ときどき害虫に関するブログです



ゴキさんの生態

我が妻はゴキさんのおかげで引っ越しするほどに虫が苦手です。 そんな虫嫌いの家族を守るために、虫について勉強し、対策を考えてきました。

そんな中で学んできた虫に対する知識を少しでも共有できればと思います。 まずはあの憎いやつゴキさんについて、解説していきます。

ゴキブリの種類

日本には50種類以上のゴキブリがいるといわれています。 しかし、家庭において問題になるのはチャバネゴキブリとクロゴキブリがほとんどです。 地域により、ヤマトゴキブリやワモンゴキブリも問題名にあることがあります。

生態

ゴキブリの発育は、種類や環境によって変わります。特徴的なものについて解説します。

クロゴキブリ

卵から孵化した状態を幼虫といいます。この幼虫は8から11回の脱皮を経て、成虫となります。 その期間は、25度で約200日から450日とされています。温度が下がるとさらに成虫になるまでの期間が長くなります。 成虫は5月~7月ごろに羽化し、11月ごろまで産卵します。 クロゴキブリは、卵が約20個はいったカプセル状の卵鞘(らんしょう)を人目のつかないところに産み付けます。 成虫は約200日ほど生きます。メスは、その間に20~30個の濫しょうを生みます。 冬は、卵鞘や、幼虫の状態で越冬します。

チャバネゴキブリ

チャバネゴキブリは5回ほど脱皮をし成虫となります。 幼虫の期間は25度で平均60日程度で温度が高くなると早くなり、温度が低いと長くなります。 20度程度で約200日と言われています。

メスの成虫は卵が約40個入った卵鞘を尾っぽの先につけたまま生活します。産卵後約一か月で卵は孵化し、同時にメスの体から離れます。 成虫の寿命はオスで3か月、メスで約半年です。メスは4、5回産卵します。 チャバネゴキブリは寒さに弱く、20度以下では産卵せず、卵も孵化しないことが知られています。

それぞれの生態の違いが、コンバットなどの毒餌(ベイト剤)の効果に出方を左右します。 クロゴキブリの卵にコンバットなどの毒餌剤は効果は期待できません。なぜだかその理由がわかりますか? その理由は別の記事で解説したいと思います。